食物繊維の摂取は、減量にとって有用なのか?

食物繊維

【内科医師が始めたパーソナルジムASUTORE】です。

院長の塩屋です。

今回は、「減量と食物繊維について」です。

Q;食物繊維の摂取は、減量に有用でしょうか?

早速ですが、答えは、、、


『有用!』です!

まず,食物繊維の定義をお話しします!

食物繊維とは、『小腸で消化・吸収されずに、大腸まで達する食品成分』です。

なぜ、有用か?
文献上では、食物繊維の摂取が多い人は、体重、収縮期血圧、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)が有意に低いことが示されております。最大の効果が得られた1日の食物繊維摂取量は25g〜29gのようです。
基本的に、20g程度を摂取目標として推奨していますが、日本人は摂取量が少ないと言われています。

では、どのようなものがあるか確認してみましょう。(g/可食部100g)

穀類;ライ麦粉(12.9g)、オートミール(9.4g)、ライ麦パン(5.6g)

野菜;切り干し大根(乾)(21.3g)、パセリ(6.8g)、モロヘイヤ(5.9g)、ゴボウ(5.7g)

キノコ;きくらげ(乾)(57.4g)、干しシイタケ(46.7g)

果実;干しイチジク(7.3g)、干しプルーン(7.1g)、アボガド(5.6g)

豆類;いんげん豆(乾)(19.6g)、ささげ(乾)(18.4g)、大豆(乾)(17.9g)、えんどう(17.4g)、きなこ(16.9g)、あずき(乾)(15.3g)、あずき(こしあん)(6.8g)、ひきわり納豆(5.9g)

種実;ごま(いり)(12.6g)、くり(ゆで)(6.6g)

海藻;ひじき(乾)(51.6g)、焼きのり(36g)、わかめ(乾)(32.7g)、昆布(乾)(27.1g)

皆さんもどういうものを食べればいいか,悩むことがあると思いますが、色々なものを組み合わせて食物繊維を多く摂りましょう!

注意!
腸の病気の方や下痢の方はあまり摂りすぎない方がいいですので、トレーニング時にご相談ください。医師に相談いたします。