肥満の要因について(医学的データより)
【内科医師が始めた、パーソナルジム ASUTORE】院長の塩屋です。
今回は『肥満の要因』について医学的論文を集めてみました。結果のみを箇条書きしますので、皆様の参考になると嬉しいです。
~~飲酒~~
□ 多量飲酒はエネルギー過剰摂取を介し、体重増加リスクを上昇させる。
□1日にエタノール換算で30g(350mlのビール2缶程度)以上の飲酒者の8年間体重増加のオッズ比が1.64であったことが報告されている。
□アルコールの種類による体重増加に与える影響の差異は小さい
~~身体活動~~
□生活活動を含む、日常の身体活動量の増加は、肥満を抑制する。
□定期的な運動と食事介入の併用は肥満予防効果を高める
□不活発な座位時間の長さは体重増加と関連する
~~睡眠~~
□短時間睡眠は様々な要因が重なり、不眠になる事もあるため、肥満との関連を検証するのは難しい。
~~喫煙と禁煙~~
□受動喫煙者は肥満度、ウェスト周囲長が大きい
□喫煙、曝露量(本数と期間)が大きいと、禁煙後の体重増加量が大きい
□禁煙に伴う体重増加は、食事や運動介入により抑制される
まとめ
このほかに、「心理社会的要因」「社会経済的要因」「職業要因」「性ホルモン」「加齢」などがあげられます。
一つ一つを確認いただき、やれることを少しずつ調整してみてください。