カタボリックとアナボリック
こんにちは!ASUTOREのYURIです!
筋トレをしているトレーニーが何よりも恐れること…それは「カタボる」こと。
カタボるとは、「カタボリック」のことを言います。
初めて聞いた方も、こうしている間にもカタボっていないか気が気ではないトレーニーも、
今回は「カタボリック」についてのお話をさせていただきます。
是非最後までご覧になっていって下さい!
カタボリックとは
カタボリックとは、科学用語で「異化」を指し、壊すという意味を持っています。
トレーニングの分野では、筋肉分解の事を表します。
反対に筋肉の合成を「アナボリック」と言います。
体内では常に筋肉の合成と分解を繰り返しています。
特に睡眠時には細胞の修復などが活発に行われ、タンパク質を分解します。
その為、常日頃からトレーニングをしているアスリートであっても、夜寝る前と、朝起きた時で比較すると起床後の方が筋肉量が減少してしまうのです。
カタボリックに傾くと、筋肉量が減少し、筋力が低下します。
基礎代謝も低下するのでその分太りやすくなってしまいます。
筋トレをする人にとってカタボリックはあまり嬉しくない現象ですよね。
カタボリックを防ぐためには
ではどうすればカタボリックを防げるのでしょうか?
対策を見ていきましょう。
- タンパク質やアミノ酸が不足しない様に定期的に摂取する。
先述の起床時の話のように、血中アミノ酸濃度が低下すると筋タンパク質を分解してアミノ酸を作ろうとしてカタボリックに傾きます。
特に朝はしっかりとタンパク質を摂りましょう! - トレーニングは程々に。
筋トレ中は筋肉に負荷(ストレス)を加えるので、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が分泌されます。
コルチゾール値が上昇しエネルギー源に変わるので、コルチゾール自体は筋発達反応を引き起こす為にも必要なホルモンです。
しかし過剰にトレーニングをし過ぎると、体内に大量のコルチゾールが分泌され、筋肉分解を引き起こすカタボリックに陥ってしまいます。
1時間以上トレーニングを行うとコルチゾールの分泌量が増えると言われていますので、ボディメイクには長時間の運動は逆効果になる恐れがあります。
因みに適度に筋トレをすると「ドーパミン」という脳内ホルモンも分泌されます。
これは通称幸せホルモンと言われ幸福感を与えてくれるので、筋トレ後にはすっきり感があったり充実感を得たりと、ポジティブ思考にもなれます。
最後にトレーニングを行ってから48時間~72時間はアナボリック(筋肉の合成)が続くと言われますので、
ご自身の筋肉と会話しながらオーバートレーニングにならないようにしましょう。
トレーニングを行っていない場合でも同じように、日常でのストレスもカタボリックの要因となります。
ストレスは溜め込まないように自分なりのリフレッシュ方法をもっておきましょう。 - 食事制限しすぎない。
体内でエネルギーを作り出す時、まずは糖質や脂質を分解して使用していきますが、それらが不足している場合、
筋タンパク質を分解します。
折角トレーニングで筋肉を鍛えたとしても、摂取カロリーが低すぎると筋肉が作られなくなってしまうのです。
まとめ
カウンセリング時に多くの方から、
「食事制限で体重が落ちたから元の食事に戻した途端、以前の倍太った」
というご相談を受けます。
間違った食事制限で身体がカタボリックに傾き、筋肉合成より筋肉分解の方が上回ってしまうのです。
筋肉量が減ってしまうリスクは計り知れません。
仕組みが複雑でよく分からなかったとしても、
とにかく過剰になりすぎないように、バランスが大切なのです。
今回も最後まで読んでいただき有難うございました!
今後も為になる投稿をしていきますので、是非ご覧になってください!