女性の方必読!! 40歳代からの肥満対策!!
なぜ女性必読なのか???
女性は、50歳を過ぎるとホルモンバランスが乱れ始めます。これは女性であるがうえ仕方のない事です。バランスが乱れるとどうなるか?それは、同じ運動や食事を継続していても、ホルモンの関係で太ってきてしまうのです。そしてその後、徐々に生活習慣病を患いクリニックへの通院が始まる方も多くいらっしゃいます。
さらに60歳半ばになってきますと、徐々に筋肉量が落ちていきます。肥満な方も同様です。皮肉なもので、残念なことに筋肉は落ちても脂肪は落ちません。
このころになると、運動を今までしていた方と、全く運動をしていなかった方には差が生まれ始めるのです。ではどうすればいいのでしょうか。食事療法や運動療法について、医学的文献の事実を見てみましょう。
医学的文献を参照しましょう。
肥満な方の減量法について医学的文献を見てみましょう。
ある文献では、「食事療法単独」に比べて「食事+運動療法併用」において、減量に伴う体重の減少や骨密度の低下が抑制されたとあります。
「食事療法」のみだと骨密度の低下(骨が弱くなり骨折しやすくなります)が起こり良くありません。そこに筋肉をしっかりとつけていただくことにより減量だけではなく、筋力、バランス能、歩行速度にも改善を認めることがわかっています。
また、「運動療法」だけですと、身体機能は向上するものの減量は得られにくく、「食事+運動療法」の場合には減量も得られるというデータがあります。
以上のように、年を取れば取るほど、食事に気をつけ、運動も適度に行うようにしなくてはいけません。どちらか一方ではよくありません。「食事+運動」は、減量のみではなく、身体機能やQOLの向上、骨格筋量や骨密度減少の防止効果があります。
逆に、筋肉低下によりサルコペニア(1)やフレイル(2)などにもなりやすいので、運動内容は「有酸素運動+レジスタンス運動(筋トレ)」がとても有用であることも報告されています。
(1)サルコペニア:筋肉量が減少し、筋肉や身体機能が低下している状態。特に高齢者の身体機能障害や店頭のリスク因子になる。
(2)フレイル;加齢に伴い身体の予備能が低下し健康障害を起こしやすくなった状態。いわゆる虚弱。介護が必要となる前段階。
まとめ
年齢とともに、運動をしていないと、筋肉量が徐々に落ちていきます。
50歳代や60歳代は肥満により股関節や膝関節に不具合が出てきます。
さらに70歳代、80歳代には、筋肉量が落ち始めます。
日々診療をしている立場として、元気な80歳とそうでない80歳の差は、若い頃に運動を習慣的にしていたかが大きな差が出ていると実感しております。
ですので、自分の健康のためにご自身の『カラダに投資』をしてください!!みなさんもこれを読んでいただいた今から、「食事」や「運動」単独ではなく、併用して健康的に痩せていただくと、健康寿命が伸び楽しいセカンドライフ(第2の人生)が送れると思います。
気付いた今から、そして決意した今から、運動をしましょう。