「医学的説明」 ~肥満治療の構成~

どのような順番で治療は行われているのか?

内科医師が始めた『パーソナルジム ASUTORE』の医師の塩屋です。

今回は内科医師が行っている体重を減らすために、どのような順番、どのような優先順位をもって治療しているかを説明します。

1)復習

まずは復習です。

基本的に「どのくらい体重を落としていったほうが良いのか?」です。

体脂肪1kgを減らすためには、約7000kcalのエネルギー消費が必要です。

病気もなく、健診でも異常なしが出ている方は、一気に落としていただいて構いませんが、

病気があったり、肥満であったり、健診で「経過観察」とありその原因が生活習慣病に付随するようなもの、例えば脂肪肝、BMIが高い、脂質異常症(コレステロール高値)、糖尿病、高血圧、腹囲などにチェックが入っている方の場合は、

2か月で一気に落とすのは、当店では『絶対にいたしません!!!』

というか、

【し て は い け ま せ ん !!】

これは診察にくる方の多くがこれで以前の体重より太ってしまう事実があるからです。

ですので、当店ではゆっくりじっくり体重は落としていきます。

また、その病気によっても目標値は違います。

私たちのゴールは、体重を落とすことではなく

『健康な体を作る』

です。不必要に体重を落とす必要はないんです。

もしかしたら、他のパーソナルジムでは10㎏痩せる目標設定をされたとしても

当店では5㎏でいい場合も出てきます。

また病気によって、体重を落とす目標値は変わってきます。

2)肥満治療の構成

医師・看護師・管理栄養士・トレーナーが集結するジム

治療の根本については、やはり

「食事療法」がベースとなります。

そして次に「運動療法」→「薬物療法」→「外科手術」

となっていきます。

食事療法:しっかりと各栄養素を食事摂取基準をベースにアレンジしていきます。当然ですが、極端な糖質制限など○○制限はしません。極度な肥満の方やなかなか体重が落とせない方に関しては、低エネルギー食(LCD)や超低エネルギー食(VLCD)の提供も検討していきます。

運動療法:こちらは筋トレ(レジスタンス運動)を当店ではメインでしておりますが、ヨガから始めてみたり、途中からヨガに変更してみたりと様々な角度から検討していきます。さらに有酸素運動の重要性もありますので、自主的にしていただくように促しております。

薬物療法:ここまでくるとクリニックに来ていただきます。そこで治療を開始します。最近ではあるクリニックで自費で売っていたりしますが、これは簡単に購入すべきではありません。私は常日頃から患者様に「薬は決して良いものではなく、飲んだ方が良いと判断して初めて処方するもの」と言っております。時に「毒である」という表現も使う事すらあります。人工物ですから、体にいいのかというとそんなことはないですよね?話はそれましたが、皆さん決して

「自費で痩せ薬を購入しないでほしいです!!」

簡単に使用はしないでください。

外科手術:食事・運動などでも全く効果不十分な時に行います。当然ですが、十分に多職種間で連携し治療方針を話し合い決定していきます。

3)まとめ

最近思う事は「肥満症」は世の中に本当にたくさんいる病気です。しかし、とても治すのが大変な「難病」と言っても過言ではありません。

という事で、食事療法、運動療法を当店ではメインに行っており、

これをしっかり習慣化できるまで継続していただくことに注力しています。

もうしばらくで、無料体験再開しますので、ホームページを確認ください。