ヨガと免疫力

こんにちは!ASUTOREのKAORIです。
今回は、ヨガと免疫力についてお話をさせていただきます。
是非気になった方は最後までご覧になってください。

ヨガがどのように免疫へ作用するのか

前々回のヨガと自律神経のお話の中で、ホリスティック身体論の考え方からすると人間の健康とは「自律神経・ホルモン・免疫」の三要素が十分に機能することであるとお伝えしました。前回のヨガとホルモンの関係に続き今回は「ヨガと免疫力」の関係についてお話をさせていただきます。

「ヨガを続けると免疫力が高まる」ということはよく言われますが 、ヨガの動きがどのように免疫へ作用するのかを今回は血液と腸の二つの観点からお伝えしていきます。

ヨガと血液

まずは「血液」の観点から見ていきましょう。
運動には有酸素運動と無酸素運動がありますが「有酸素運動」にはジョギングのような激しい運動とヨガなどのゆったりとしたタイプの違う運動があります。無酸素運動や激しい有酸素運動というのは、細胞への酸素供給のために血液中で赤血球が激しく移動します。激しく動くので「身体、動かしたなぁ〜」という体感は大きいのですが、免疫に関わる白血球やその他の赤血球の成分はほとんど動きません。そのため、いくら一生懸命運動をしても免疫力が上がるどころか低下してしまう可能性もあるのです。
激しい運動やトレーニングをしている人ほど風邪に罹りやすかったり調子を崩しやすいのは、このような理由もあります。これに対してヨガなどのゆったりとした動きの有酸素運動は、赤血球を含めたすべての血液成分が通常の状態よりも活発に動いてくれます。すべての血液成分が動いてくれるということは免疫力のアップにつながります。

ヨガと腸

次に「腸」の観点から見ていきます。
免疫細胞の約7割が腸に集まっていると言われていますが、免疫の主な担い手は小腸です。腸にある免疫細胞のうち約5割が小腸、約2割が大腸に存在すると考えられています。ヨガでは免疫細胞の多く存在する腸へアーサナ(ポーズ)をとりながら刺激を加えてくのですが、このポーズというのが「ねじり」をメインに行います。
様々なねじりポーズをとりながら脊椎を軸にし小腸や大腸をねじり筋肉を動かすことで、小腸や大腸の臓器を存分に刺激し力強い血流を作り出していきます。
血流を作り出すことで酸素や栄養を小腸の隅々まで送り込み小腸の吸収能力を高め、免疫に関わる腸内フローラのバランスを整え高いレベルで維持していきます。
大腸に関しても同様に活性化させていくため、排便の機能も高まり便秘の改善や大腸癌のリスクを下げる働きもあります。
このようにヨガは腸へ「ねじる」という動きを用いて働きかけ、免疫力を高めていきます。

まとめ

近年は特に免疫力のアップについての関心が高まっており、気にかけている方も多いのではないでしょうか?
免疫力がアップするのかダウンするのか、運動の仕方によって大きく変わってきます。
免疫力を効率的にアップし、健康を維持していきましょう。

今回も最後まで読んでいただき有難うございました。
今後も為になる投稿をしていきますので、是非ご覧になってください!